SGI-USAの活動と私の体験


SGI-USA につきまして、少しお話し、します。

私が、入信した頃(10年前)は、NSAといいまして、会合は、ほとんど毎日あり、その他に、題目キャンペーン、財務キャンペーン、折伏キャンペーン、ストリート折伏(駐車場や、歩いている人かたっぱしから折伏)などといった活動をして、各地区リーダーの家には、折伏グラフが、はってあり、毎月、折伏の数をみんなで、競いあうというような、感じでした。

ある人は、手当たり次第アメリカ人に声をかけ

”CAN YOUSAYNAM-MYOHO-RENGE-KYO 3 TIMES?"

(南無妙法蓮華経を三回言えるか!?)

といい、言えれば、即お寺につれていき、ご受戒。

ご受戒の後、いくつかのご本尊様が、捨ててあったなどと、恐い話しも、聞きました。

仕事や、家庭の都合で、会合に参加できないときは、”生命力が、弱っている証拠!”といわれ、何もさからえず、返事は、いつも元気よく

”ハイッ”(アメリカ人も、、)

何だか、軍隊みたい、と思った事もありました。


私の入信のきっかけは、私の義兄(スペイン人)が、彼の母親が、末期の癌だった事もあり、会社の同僚の方に進められ、先生や、学会関係の本をよみあさり、生まれながらのクリスチャンだったにもかかわらず、入信しました。

最初、義兄は、日本人ではないから、簡単にだまされちゃったのかも?と、家中で、不安になりました。

でも、日本語の出来ない兄が、あんなにむつかしい、勤行を毎日熱心に、している姿に、その後、姉、両親、そして、最後まで抵抗していた私が、入信する事になりました。

入信してまもなく、会合が、開ける家があり、私が勤行が一人でも、できるという理由で、班担という役職まで頂いてしまいました。

彼の母は、3ケ月の命と、診断されましたが、1年半苦しまずに命をのばし、とても安らかに笑顔でなくなりました。

その後、今度はわたしの母が、胃癌になり(一番良い時期に発見でき胃を70%とる手術で完治)父までもが、持病だった糖尿の悪化、癌、(ほぼ完治) 仕事、恋愛問題、その他、次から次にいろいろな事がおこり、変な宗教はじめたから、みんなおかしくなったんだと、その度に愚痴愚痴言う私を、リーダーは、温かく激励してくださり、文句をいいながらも、組織から離れる事なく、お題目をあげ頑張りました。

少しずつ組織のあり方に不安に、なっていた、6ー7年前、はじめて池田先生の会合に参加する事が、できました。

それまで先生の存在は、私達にとって、とても遠く、リーダーの家にはってある写真を見てやっと先生の顔をしり、アメリカ人などは、

”OH, YOUR FATHER'S PICTURE ?"(あんたの親父さんか!?)

などと真剣に聞いていました。

それぐらい先生を知らないメンバーは、たくさんいました。

わたしは、いばりちらしている、こわい、金持ちおやじと、思っていましたが、先生はとてもダイナミックで、あたたかく、頭のとても低い、謙虚な、そして、おもしろい、それまで思っていた先生とはぜんぜん違うイメージにびっくりしました。

やさしい先生でしたが、指導の内容はとても厳しく、NSAリーダーの前で、はっきりとそれまでの組織を激しく批判され、もっと常識をもった活動をと、ご指導してくださいました。

わたしは、その時、先生がこの組織のリーダーなら、一生ついていけると、学会に対してプライドも、もてるようになりました。

それからは、NSAから、SOKA GAKKAI INTERNATIONALとなり、活動も仕事、家庭をまず優先に、折伏も、数回の会合参加、勤行が、でき、ご安置できるばしょの確保、家族の理解をえる事ができるか、どうか、そして、各リーダーとの面接とかなり変わってきました。


アメリカは、まだまだ、貧富の差が激しく、生まれながらにしてドラッグ中毒、ギャング組織、仕事もなく、食べる事にこまっている様々な人種の人が、たくさんいます。

そんな人達が、豊かになる事が、本当の意味でのWORLD PEACE(世界平和)では、ないかと考えさせられます。

余談ですが、あるリーダーの人は、公園で、ホームレスを折伏し、社会復帰させ、後にその黒人の元ホームレスは、彼と同じ様な環境で育った何人もの人達を折伏し、その人達を集め地域のボランテイア活動に頑張っているとの事です。


SGI-USAは、今、フロリダ研修センターオープン、UNIVERSITY OF SGI開校と、 燃えています。

私もこの10年間で5人折伏する事ができ、みんなACTIVE(積極的)に頑張っています。

もっと広い会合場所が、ほしいと願ったところ、2件目の家が買えるようになりました。

仕事も独立出来まして、(AUTO EXPORTER FREIGHT FORWARDER)順調にいっています。

これからも、池田先生の弟子としてはずかしくないよう、頑張ります。

長くなってしまって申し訳ありません。

これで私の活動報告と体験発表を終わります。


SGI-USA/Los Angeles支部女性メンバー 由美



*人物の名前はご本人の希望により一部変えています。



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